2010年5月16日
‘牛肉入りの「フォー・ボー」。
香草、モヤシ、味噌や激辛の唐辛子などはお好みで’
赴任直後、有名なベトナム麺(Phoフォー)を会社の食堂で食しました。私的には、非常に日本人の口に合い美味で、昼食は毎日これでOKよ!と思っておりました(その時は・・・2ヶ月で飽きました)。さて、その時スタッフの一人から突然「韓国人のような食べ方!www(笑い)」と訳のわからん、因縁?を付けられた事があります。器を持って口に付け、スープを飲んでいたからでした。だからって日本人の私を韓国人とは、ベトナムで流行っている、韓国ドラマの影響?そういうシーンが出るのでしょう。後からわかった事が、東アジア以外?特にベトナムでは、器を持ってスープを飲むのはマナー違反でした。元はフランス植民地、戦争の時は、南部はアメリカと共存?していたりして、西洋文化が残っている為とも言われています。確かに、洋風レストランでお皿のコーンポタージュを、皿を持って飲む人はいませんね。同じく、ベトナムでは麺のスープはスプーン、レンゲだけで飲むのが正解です。ただ、皆が、置いてある器に口を付けて、スプーンで流し込んでいる姿を見ると、日本人から見たら、「犬食い」にしか見えないが。
‘発展してきても、ローカルな一面はまだまだ残る、ベトナムの街中’
その後、麺をズル~っと音を立てて吸って、やっぱり、大笑いされたのも付け加えておきます。これは、日本以外では、かなり下品なマナー違反ですので、正直ウケ狙いでしたが。そういえば、昔、アメリカのコメディー番組の紹介で、ヌードルを音を立てて食べる、サムライに扮したコメディアンに対し、「バカ」とか「気持ちが悪い」とか言い、アメリカ人達が大爆笑していたのを思い出しました。
慣れた今は逆に、韓国人、ではなく、日本人として誇りを持って、こういう文化もあるのだと知らしめるべく、器を持って、音を立てて堂々と食べています。