2023年6月1日
ベトナムの麵料理といえば、日本の皆さんが真っ先に思い浮かべるのはフォーだと思います。私もベトナムへ赴任する前は食べた事はありませんでしたが、名前は知っていました。
日本でもラーメンや蕎麦など麺好きでしたので、今回はベトナムの麵料理を紹介したいと思います。
まずは、最もメジャーなフォーについてご紹介します。スープは鶏ガラや牛骨からダシをとっていてお肉のコクがあるものの、塩味ベースでさっぱりとしています。麺は世界一、お米の消費量が多いベトナムならではで、米粉を使用した麺です。具材は牛肉や鶏肉で、付け合わせで香草やモヤシが付いてくるのでお好みでスープに入れて食べます。値段は5~10万VND程度で300円から500円程度で、ベトナム人が朝から路上の店先や屋台で朝ごはんとして食べる姿が良く見られます。
ベトナムにはフォー以外にも10種類以上の麵料理が存在しますが、その中でも私のお気に入りを紹介します。
ヌクマム(小魚を塩で漬け込み発酵させて作るベトナムの魚醬)をベースにしたタレにブンという米粉から出来ている麺をつけて食べるのがブンチャーでハノイ発祥のつけ麵です。タレには炭火で焼いた豚肉のつくねが入っていて麺よりもこれが美味しいです。
オバマ元大統領がハノイの来た時に食べたブンチャー屋さんにハノイ出張の際に行きましたが、多くの現地の方や観光客で賑わっていました。
ミーはベトナムの中華麺で小麦粉に卵を混ぜた麺です。フォーやブンチャーの米粉からの麺よりも味わいがあり、日本のラーメンの麺に近いです。会社の昼食でスタッフに買ってきてもらい時折食べていますが、海鮮からのダシと思われるさっぱりとしたスープで美味しいです。
フーティウのスープは牛骨からダシをとっていてコクがあります。麺はフォーやブンチャー同様に米粉で出来ていますが、細くコシがあります。具材は豚肉や海老が入っており、ニンニクも効いているので、スタミナがつきます。
ベトナムには食べたい日本食屋が数多くあり、自ら好んでベトナム料理を普段から食べている訳ではありませんが、赴任当時に比べると香草類にも慣れ、食べられる範囲も広がったと思っています。
現地の料理を現地で食べられる事も赴任者の特権なので、今後も美味しいベトナム料理を探してみたいと思います。