経済のボーダーレス化で、いまや日本企業が世界に出ていくことは当たり前の時代になりました。当社でも、2003年にベトナムのホーチミンに「VINA Showa Co.,Ltd」を設立したほか、2008年には中国の大連に「大連昭和塑料加工有限公司」、そしてバンコクのタイに「SHOWA GLOBAL (THAILAND) Co., Ltd.」、香港に「SHOWA GLOBAL LIMITED Co.,Ltd.」を設立しています。当然、こうしたグローバル時代には、日本国内だけで事業ができた時代と異なり、異文化コミュニケーションをはじめ幅広い視野をもった国際感覚が大切になってきます。そこで、この海外拠点通信を通して、当社が進出しているホーチミン（ベトナム）や大連（中国）、タイ（バンコク）、香港の文化や生活など現地スタッフが経験した日々の出来事をレポートします。
ベトナムのホーチミン市は、東南部に位置するベトナム最大の都市で、旧南ベトナム時代にはサイゴンと呼ばれた首都でした。気候は熱帯気候で、季節は5月から11月までの雨季と12月から4月までの乾季の二つにわかれます。雨季の雨量は年平均約1800mmに達し、最高気温も40℃近くになります。文化的には、州と同格の都市として教育や医療が発達していて、特にホーチミン市国家大学をはじめ50の大学が集中し、学生人口が30万人を超えています。また、経済的にもベトナムにおいて最も重要な都市であり、およそ30万社がハイテク産業や電器、機械加工に従事していて、日本企業も数多く進出しています。
ベトナム・ホーチミン ブログを読む
昭和化成工業株式会社のベトナム現地法人VINA Showa Co.,Ltdの「Ｋ」です。
この度、ベトナムに関する記事をWEB上に掲載することに相成りなりまして、「日本とベトナム、または東南アジアでの、あらゆる『違い』」について載せていきたいと思います。これは「文化の違い、長い歴史の違い、人種の違いなど」から、生まれることで、当たり前であります。日本では考えられないことも、こちらでは当然ないし常識である場合がほとんど。実際に経験したそれらを、面白く、楽しく書いていきたいと思いますが、決して彼らへの誹謗中傷の意味合いは全くありません。私自身、既に慣れて、知らぬ間にベトナムの風習で行動している時も、よくあります。
文化・風習の違いになじめず、その国が、すぐに嫌になってしまう日本人がいます。
「違い」に対しては、相手の気持ちや考えを良く理解してから、日本人を理解してもらう事が重要です。ベトナムを理解する前に「日本では･･･なのに」という事は通用しませんし、先に腹を立ててはいけません。これは日常の会話でも、クレームを付ける時でも同じ事が言えると思います。
このコラムが、これからベトナムなどに行こうと思っている方の事前準備、興味がある方の参考に、少しでもなれば幸いです。
大連は中国東北の遼寧省第二の都市です。緯度は39度で北朝鮮平壌、仙台市とほぼ同緯度です。春夏秋冬あり、夏は30度前後と涼しく、冬の最低はマイナス15度前後と冷え込みます。また海が近いため他の都市と比べると空気がきれいで環境がよく住みやすい街といわれます。経済的重要性から省クラスの自主権をもつ副省級市にも指定されています。総面積12,574平方キロ、旧市街地面積2,415平方キロ。人口は約590万人。遼東半島先端部に位置し、西は渤海湾、東は黄海です。海を隔てて山東半島を臨みます。歴史的経緯もあり親日的で日本語を学ぶ人が多く、市内郊外や開発区には日系企業も多く進出しています。
中国・大連 ブログを読む
私たちが通常、「タイ」と呼んでいる国の正式名は「タイ王国」。人口は現在約6,600万人。首都バンコクの気候はほぼ同緯度のベトナム・ホーチミン市と同じで年中日中は30～35℃程度。タイは王国と言うだけあり、市民、政治レベルで少々動乱はあっても、国王が全国民からの絶対的に尊敬されている様は、すばらしいものがあります。街中の至るところに国王の肖像を見ることができます。皆のタイ語では、「マイペンライ（気にしないで）」、「サバーイ（元気）」、「サヌック（楽しい）」といった言葉多く耳にし、ベトナムなどと同様に南国気質を感じます。日系企業も多く進出し、日本人観光客が年間約100万人以上訪れるという人気の海外スポットでもあります。
タイ バンコク ブログを読む
有名な国際大都市「東方の玉」として知られている香港は、世界３大金融センターとして飛躍しています。立ち聳えている立派な建物や100万ドルと言われる夜景も観光客の心を掴めるポイントとなります。また、女性の方々が好きなショッピングやグルメも世界各国から観光客を呼び寄せています。
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