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ホーチミン日本人の集い体験談

2018年11月5日

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今回はホーチミンにある日本人が集まるサークル活動での体験談を紹介させていただきます。

ベトナムのフリーペーパー

ホーチミンの日本料理の飲食店に行くと、複数のフリーペーパーが毎月更新され、置かれています。
日本にある「ホットペッパー」のようなものです。これは無料で持ち帰りできます。
そのフリペーパーには日本人が好むベトナム現地の情報が掲載されており、どこにどんな新しい店ができたかなど日本人が知りたい現地情報が満載です。

日本人サークル入会の案内~県人会への入会

中には日本人サークルに勧誘するページがあり、入会する為の情報も掲載されています。
ホーチミンは常夏で暑いだけあって、アウトドアだけではなくインドア派の「寄合い」的なサークルもたくさん存在します。
『中国大陸で働いたことがある人募集!』のようなちょっと面白い「寄合い」も多数存在します。
どのようなサークルでも、自分から連絡して参加をするのは少し勇気が必要です。

VINAShowaの日本人赴任者もそれぞれ何らかのサークルに入っているようなのですが、私は県人会に入会しております。活動内容は2ヵ月に1回程度の飲み会などがあり、色々な方々と出会う事ができます。
県人会ではその県に居住する以外に、その県に何らかの関係する経緯があれば簡単に入会ができ、特にその地とのゆかりを証明するような要求もありませんでした。

いろいろな方々と知り合う機会

全く違う土地の方言で話してると「君は本当にゆかりがあるのか?」と疑われるのかもしれませんが、私はたまに出る方言や、イントネーションのおかげで疑われたことはありません。
ここでは職種や年齢、性別は関係がないので、関連業種の方もいれば全く異業種の方々、年齢がひとまわり上も下も離れた方々とも知り合う事ができます。
私は多数の知らない人の輪に一人で飛び込み、いきなり食事をするのは苦手ですので、飲み会にはこれまで参加をしたことがありませんが、毎回新しい参加者が数十名はいるとの話を聞きます。
私が加入している県人会には有名無実の会員も含めると200人を超える登録があり、飲み会でも50人近くは集まるとの事で、他の県人会の中でもなかなか大きな集まりになります。

ゴルフコンペへの参加

自ら動かなければ知り合いも増えずに寂しい赴任生活になりますので、県人会のゴルフコンペには毎回欠かさず参加をしています。
何度もゴルフコンペに参加していると、知り合いも増え、「知り合いの知り合い」の「知り合い」は「知り合い」という流れで知り合いは雪だるま式に増えていきます。
海外に居ると、大勢の現地(ベトナム)の人々の中の「少数の日本人」という事で、日本にいる時では考えないくらいの速さで仲良くなれるのが良いところです。
極端に言えばゴルフや食事を数回共に過ごすだけで、同じ境遇にいる同胞感情が『また近々会いましょう!」となって行きます。

ゴルフコンペでの出来事

前回のゴルフコンペではちょっとした出来事がありました。
私が加入している県人会コンペでは優勝したものが次回コンペの幹事を仰せつかります。
私はそれを知っていたので、優勝だけは避けなければいけないと思い、その回のハンディキャップから考えると優勝の可能性があったので、ゴルフの後半、少し力を抜いて調整をしました。その結果、思惑どおり優勝を避ける事ができたのです。ところが打ち上げの際に気がついたのですが、当日賞なるものが存在し、その回のコンペ開催日が10日でしたので10位の者も幹事にあたると言う内容で、とんでもない賞が残っておりました。 私は10位にあたるのは非常に少ない確率だと想定していました。順位発表でなかなか名前が呼ばれず、10位が発表されるところで参加者のお酒を飲むペースが一時とまり、会場に緊張がはしりました。 結果は御想像のとおりです。

幹事のお役目

幹事に当たった私の非常に残念そうな表情から、更に皆様に顔が知れ渡る事になりました。次回開催されたコンペ幹事のお役目を果たした後には、「お役目ご苦労様!」「今度一緒にゴルフしましょう!」と声を掛けてくれる人が増える事になりました。
何事もピンチとチャンスは表裏一体と言われますが、私生活でも生々しく体験している今日この頃でございます。

海外赴任でしか経験できない事を前向きにとらえ、海外で体験した事を赤裸々にこれからも配信していきたいと思います。

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