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バンコク公共交通

2015年8月3日

バンコクの公共交通機関について

※参考:1バーツ=約3.5円 2015年7月

1.BTS(高架鉄道)とMRT(地下鉄)
BTSは2000年に開通しバンコク中心部を東西南北に2路線が走っています。そして今も延伸工事が行われており、近い将来は筆者の勤めている事務所の近くまで延長される予定です。そうなれば前回のブログでも紹介したような渋滞に悩まされることなく通勤ができるかも。運行時間は5時~24時。
MRTは2004年に開通しバンコク中心部を南北に走っている地下鉄です。路線は今後延長される予定。運行時間は6時~24時。

BTS、MRTともに相互に乗換えができ、バンコク市民の通勤・買い物そして空港まで行くエアポートレイルリンクとも乗換えができ、大事な交通手段となっています。通勤時間帯には日本と同じように混雑し、ラッシュアワーには5分感覚で運行されるも乗れないこともしばしば。筆者も買い物・食事にはよく利用する大事な足となっています。ほとんどの駅にホーム側の安全ドアが設置されており、自動改札やエスカレーターは全ての駅に完備されており近代化が垣間見られるところです。

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    BTSは初乗り15バーツ
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    MRTは初乗り16バ-ツ

2.タクシー

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必要不可欠な移動手段として便利なタクシーですが渋滞時には歩いた方が早いこともあり、あまりお勧めできません。バンコクには個人タクシーと法人タクシーがたくさん走っています。車の色で分かれていますが、どの色のタクシーに乗っても大丈夫です。日本と同じようにメータータクシーで初乗り1kmまでが35バーツです。しかし時々メーターではなく直接金額交渉をされることも。特に旅行者や雨が降っているときなど。

3.バイタク
ご承知のようにオートバイタクシーです。バンコクの街を縦横無尽に走り渋滞も何のその!
車の間をスイスイと擦り抜けて走るバイタクはバンコク市民にとってはなくてはならないもの。主要道路のあちらこちらにバイタクの集積所があり、そこから乗車しても良いし、「流し」のバイタクには合図をすると乗ることができます。オレンジ色のベストを着ているのが公認されているバイタクです。料金は近場で15バーツから。遠いところは交渉次第というとなります。

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4.路線バス
BTS、MRTでカバーできないエリアを路線バスがカバーしており、200近くの路線があります。
エアコンの有無や天然ガスで走るバスなどいろいろな種類のバスがあり、それぞれ車体の色で区別されており、料金設定もそれぞれです。乗りたい路線番号が書いてあるバス停から乗車でき、降りるときは
目的地に近づいたらブザーを押すと次の停留所で止まります。料金は最低6.5バーツからで、車掌に払います。写真のように時々ドアを開けてまま走るバスもありますので乗車の際には気をつけて。

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5.BRT (バス高速輸送システム)
渋滞を避けるために道路の1車線をバス専用道路としてサト-ン駅とラチャダビセーク交差点の16km間を12駅で結ぶ交通です。10分間隔で運行されており料金は12バーツ~20バーツ。しかし10分に1度通るバスのために1レーン専用というのはいかがなものか?当然、他の3車線は大渋滞。

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    バス専用レーン
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    残りの3車線は大渋滞

6.ボート
かつて「東洋のベニス」と称されていたバンコクには運河がたくさん残っており、東西に流れるセンセーブ運河にはエクスプレスボートが運航されており、庶民の足として利用されています。
路線18kmの距離をかなりのスピードで走り、運河の水しぶきがかかることもありますがそれもご愛嬌。
15分~20分間隔で運行しており料金は9バーツ~19バーツ。かなりローカル度が高いので観光用途ではありません。が、珍しい通勤・買い物ボートですのでバンコクにいらしたときには1度乗られてみてはいかがでしょうか。

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    ローカル度の高いボート
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7.その他
その他の乗り物としてピックアップトラックを改造したソンテウやオートバイを改造した3輪自動車のトゥクトゥク、軽トラックを改造したシーローなどがあります。これらは合図をすれば好きなところから乗車でき、好きなところで下車することが可能です。料金は運転手との交渉で決まりますが日本人だと少し割高に請求されることもしばしば。特にトゥクトゥクは観光客に人気があるがゆえに通常の数倍の金額を要求されることもあるそうです。

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    ソンテウ
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    人気のトゥクトゥク

8.番外編
公共交通ではありませんがタイの企業では通勤バスの制度がありますが、これは社外の会社、あるいは個人の所有のバスと契約して運行しています。その車体は綺麗にペイントされている!のでお楽しみください。

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以上がバンコクの公共交通機関です。
ローカル度が高い乗り物もありますが、バンコクにいらした折にはぜひタイ語、英語を交えて交渉し楽しんでみてはいかがでしょうか。