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ベトナムとバイク

2012年12月19日

バイクの海 百聞は一見にしかず

ベトナムに始めて来た日本人の感想「バイクが多い・・・」これが一番です。
ラッシュアワーの東京駅の人間がみんなバイクに乗っていると想像してください。
とにかく、通勤ラッシュ時にはバイクの海になります。写真に収めたいのですが、
この迫力は実際に見てみないと伝わりません。百聞は一見に・・・。

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ホーチミン市人口7百万人 バイクは一人一台

公共の交通機関がバスしかなく、そのバスも整備されているわけではないので、必然的にベトナム人はバイクでの移動になります。
十数年前は一家に一台だったバイクが、国の成長と共に一人一台になっています。
数年前では大人の3~4人乗りのバイクを見かけることが多かったですが、最近では2人、多くても子供を入れ4人ぐらいで、多人数乗りを見なくなりました。
現在ベトナムの人口は9千万人弱、ホーチミン市で7百万人居ます。その人々がバイクに乗っていますのでお察しの通りです。交通のインフラが全くと言って良いほど整っていないので、バイクが多いという理由で渋滞になります。
日本では経験できないことですが、経験したくないです。

何でも積みます! ベトナム流バイク積載術

さて、そこまでベトナム人の生活に浸透しているバイク。当然「人」以外も運びます。
運転が出来れば!積載できれば!なんでも運びます。
仕事上、運びやすくするためにキャリアを付け積載します。これでしたら安全に運べます。
しかし、ほとんどの場合、とにかく積めれば良いようで、タイヤ・紙・プラスチック製品・花・・・、なんでもかんでも積んで、固定し、後ろが見えなくてもお構いなし!
一度の運搬で終わらせようとしているのか、交通安全って概念はないのでしょうか?
又、2人乗りで両者の間に物を固定し運びます。この場合後ろの人が物を支え、前が運転になりますが、以外に安定するようで、今まで見たことが有るものは、大型液晶テレビ・冷蔵庫・箪笥・看板etc。一番怖かったのはたたみ一畳ぐらいの大きさのガラス。
割れたら如何するのか他人ながら心配になります。

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交通事情の行末は

こんな、ベトナムもやはり車に対する憧れは有るようで、まだお金持ちの乗り物でステイタスシンボルになっているようです。
今は年収の数回分と高い買い物であったり、住宅事情により駐車場の確保が出来なかったりと、まだまだ障害が多いようです。
この後、ベトナムが成長を続けバイクが車に置き換わったとき、交通のインフラがこのままだったら、と国や人々の成長を望みながらも、行く末がちょっと怖い交通事情です。