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コロナ禍状況でのベトナム入国

2021年6月11日

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日本でもワクチン接種が開始され希望の光が見えてきたところでしょうか。徐々にでも平穏な日常に戻ってほしいものです。
今回は未だ世界で猛威を振るっているコロナ禍の中、日本からベトナムへ入国しホテルでの隔離生活中の模様をお届けいたします。

まずベトナム入国時の強制隔離期間ですが、2021年5月5日より、これまでの14日間から21日間に延長されました。その後、自主隔離期間が7日間となっております。

日本の空の玄関口「成田国際空港」

噂には聞いておりましたがコロナウイルスの影響により人がほぼいません。
賑やかであった成田空港は旅行者がいないことで、かつての面影はありませんね。

レストラン、免税店の多くは休業中となっていました。数少ない営業中の飲食店内も人は少なく成田空港は閑散とし異様な雰囲気です。
出発時間が近づくと搭乗口付近にホーチミン行きの搭乗者が集まってきましたが、それでも30名程度でしょうか。

日本時間17:45 ベトナムへ出発

搭乗者は少なく、人はまばらですね。

人の間隔も多く取ってありソーシャルディスタンスが確保されております。

機内サービスは通常通りで。機内食はもちろんアルコールの提供もありました。

約6時間のフライトで、日本時間0時過ぎ(現地時間22時)にホーチミン・タンソンニャット国際空港へ到着しました。ここから空港関係者の方は防護服を着用されていました。

ARRIVAL VISAを取得し、入国審査をパスし、本来であれば税関申告のはずですがコロナ禍により税関チェックなしで裏口の方へ回され、ここで防護服を着用しバスでホテルへ移動です。
隔離ホテルですが、渡航前に隔離期間延長の影響によりホーチミン市内のホテルの予約が取れず、空港から車で90分程のビンズオン省のホテルとなります。

日本時間2:30 ホテル到着

部屋はお世辞にも綺麗とは言い難い状態です。

窓は右上にある一ヵ所のみです。
勿論開きません。

あまりにも部屋が狭く全体の撮影が出来ません。

スマートテレビが設置されておりますが、通信速度が遅くストレスが溜まります。

小さい虫が飛び回っています。

冷蔵庫の裏にはゴキブリがお亡くなりになっております。

この環境で、3週間の隔離生活です。日本語を話せるスタッフはいない模様。
食事は朝、昼、晩と提供されます。メニューの選択肢はなく毎日ベトナム料理です。
毎日2回の検温があり、食事の出し入れと検温の際のみ部屋のドアを開けることが許され、外の空気が吸えることは一切ありません。

朝食はパンとフォーが一日おきに交互に提供され、毎回スティックコーヒーが付きますが、部屋にコップ類は一切ありません。水のペットボトルで何とかしました。

昼、夜の食事は米、おかず3品、スープ、フルーツが毎回提供されます。米はパサパサでおかずとスープの味付けは独特な香りがあり抵抗があります。

ありがたいことに、現地代表と先輩赴任者より大量の差し入れが届きました。提供される食事の味に抵抗があったので、調味料、カップ麺には助けられます。

洗濯のサービスはない模様なので自分で手洗いです。干す場所はないので適当に引っかけて自然乾燥。なぜか乾燥後ゴワゴワ。

外の空気も吸えず、景色が見られない日々が何日も続くというのは想像以上に苦痛です。これ程 時間経過が長く感じた事はありません。停電も頻繁にあります。復旧まで長い時は2時間掛かる事もありました。隔離中に一番辛い事は、夜になるとゴキブリが頻繁に部屋に入ってくる事です。隔離されている身ですから部屋から逃げることが出来ません。恐怖です。

何かしらの対策が必要なわけで、侵入経路を調査したところ、ドア下の数ミリの隙間から出入りしている事が判明。段ボールを挟み込み対策。
設置後、ゴキブリの侵入は大幅に減りましたが、それでも出ます。おそらくシャワー室が怪しいのですが、数少ない手持ちのアイテムだけではどうする事も出来ず断念しました。

このブログには書いていませんが色々と????が多いこちらの隔離ホテルですが、有難いことに喫煙とアルコールがOKでした。
差し入れで届いたビールは18時以降からと決め辛い隔離生活中の気晴らしになっております。

このブログを書いているのが6月8日。ホテルでの強制隔離終了まで残り2日となり、その後アパートでの1週間の隔離生活に入ります。コロナ禍の中での渡航は私自身も大変でしたが、渡航前の書類準備等、関係した多くの方々のお陰で無事ベトナム入国する運びとなりました。感謝です。

最後に

最後に、これまでコロナの抑え込みに成功してきたベトナムですが、ここへ来て感染者が急拡大している模様、ホーチミン市内も社会的隔離措置が適用されたそうです。隔離生活後も暫くコロナに振り回される生活になりそうですが、一日も早くコロナが収束し、次回以降のブログではベトナムの文化や生活等をお届けしたいものです。

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