初心を忘れずに研究開発を

技術開発部
須崎 健

2011年入社

先輩の姿を見て「早く追いつきたい」

入社した経緯〜入社当時を振り返って

当時、大学の教授から「昭和化成工業株式会社」のことを紹介していただいたことがきっかけです。

入社当時は東日本大震災の影響もあり、原材料が入手できないなど大きな問題に直面している時期でした。その為、研修期間を前倒して、すぐに原材料評価等の業務がスタートしました。

与えられた仕事をこなすのが精一杯

私自身は右も左も分からない中で、最初はただ与えられた仕事をこなすのが精一杯でしたが、忙しい時期でも後輩に指示を出しながら仕事をこなしていく先輩の姿を見て「早く追いつきたい」と思いました。

重要な「現場合わせ」

実際の業務から

現在は技術開発センターで硬質の塩ビコンパウンドの開発を担当しています。お客様のニーズに合わせて、適切な*コンパウンドを開発し、そのコンパウンドの量産を可能にする業務です。硬質コンパウンドは開発工数が多く、加工ニーズも高いのが特徴です。
*コンパウンド プラスチック樹脂製品の材料 硬質用と軟質用がある

「現場合わせ」のために足を運ぶ

コンパウンドの量産ではお客様の生産環境に影響されることも多く、開発した*レシピ通りにはいきません。そういった場合、開発環境と生産環境の変化幅を調整する「現場合わせ」が欠かせません。そのために現場に足を運ぶこともしばしばです。そういった場合、生産スケジュールや材料手配等、他部署とのコミュニケーションも仕事を進めるうえで重要です。
*レシピ 樹脂材料の配合

業務改善プロジェクトへの参加と大きな達成感

仕事のやりがい

初めて一人で担当させてもらえる事になったお客様の案件で、自分が開発したコンパウンドが正式に採用されて製品になった時の達成感は非常に大きかったです。

そしてそのコンパウンドを使用した製品が世の中に出まわって、身近に感じられた時「この仕事を選んで良かった」と思えました。もともとモノづくりが好きなので、仕事に対するモチベーションも保てています。この仕事に携わると世の中にあるプラスチック(樹脂)製品を見る目が変わりますよ。

ステップアッププロジェクトで会社の今後に貢献

現在では*SUP(ステップアッププロジェクト)という活動で、チームリーダーを務めています。ここでは品質クレームゼロを目指して、お客様が使いやすい安定した品質と、コンパウンドの生産性を両立する為の新たな製造機について検討するという活動をしています。
*SUP(ステップアッププロジェクト) 次世代を担う若手メンバーで構成される業務改善プロジェクトで複数の部門により構成されている。

初心を忘れず研究開発を

仕事上の目標

先輩や上司とのやり取りの中で、仕事の回し方や立ち回り方、細かい気配りなどを身につけ、私自身も少しは成長したと思っていましたが、チェック時の着眼点やスムーズに業務が行かないときのフォローなど、知識や経験に裏付けられた先輩の状況判断の早さや交渉する姿を見ると「さすがだなぁ」と思う場面が多々あり、もっと頑張ろうと感じます。

今後は知識や経験を重ね、「困ったときは須崎に聞けば大丈夫」って言われるようになりたいですね。

新しい情報を積極的に取り入れて

多様化するお客様ニーズの変化に合わせて、原材料も常に新しいものが開発されています。私自身も初心を忘れず、そういった新しい材料の情報を積極的に取り入れて、製品開発に役立てたいと思っています。

オフの過ごし方

基本的にゆっくり過ごしてます

オフの日は基本的には妻と一緒にショッピングモールに買い物や、自宅で一緒にDVD鑑賞などまったり過ごす事が多いです。その他にも花見や紅葉狩り、イルミネーションといった季節ごとのイベントを一緒に楽しんで日々の仕事の疲れを癒しています。

須崎 健

Takeru Suzaki

【所属】技術開発部
【入社】2011年

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先輩の声