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九龍城砦と叉焼飯

2025年9月1日

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九龍城砦

日本でも上映され、ヒットしている香港映画の「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」。
筆者は上映後日本に戻っていないので、鑑賞できていませんが、映画セット展示をAIRSIDEで見てきました。

入場料は無料で50人ぐらいの入れ替え制でした。
大混雑でしたが、私の入場時は日本語が飛び交っており、半分以上日本人でした。

床屋、歯医者のセット、天井はゴチャゴチャの電線。

食堂のセットと叉燒飯。とてもリアルです。

セットの展示は、香港国際空港→啓徳のAIRSIDE→九龍寨城公園と移っています。
九龍寨城公園はAIRSIDEより倍以上広くなっており、3年間開催予定です。
映画ファンのみならず、古き香港を感じられますので、是非、一度訪れてみて下さい。
※九龍は「クーロン」は香港では、まったく通じません。「ガオルン」「カオル-ン」になります。

燒味飯

燒味は、伝統的な広東料理でロースト(下味をつけて炙り焼き)した肉料理(豚、ダック、グース、鶏など)の総称です。カットしてご飯にのせたのが燒味飯です。「シウメイハン」「シュウメイハン」と呼びます。

映画のセットにもありましたが、香港の叉燒飯はとても美味しいです。テイクアウト(目玉焼きのせ)、叉燒とダックのコンビネーションなども出来ます。

店頭や店内に丸ごとローストされた鳥が吊り下げられているお店には必ず燒味飯があります。
筆者は広東語も英語も出来ませんが、漢字で味と肉の種類がわかります。

肉の名前

叉燒:豚肉、日本のチャーシューより甘辛い
燒肉:豚肉(クリスピーローストポーク)、皮がカリカリ
乳豬:仔豚、価格高め
燒鵝:ローストグース(雁、ガチョウ)
燒鴨:ローストダック(アヒル、鴨)、北京ダックとは違う
切雞:鶏、黄色い
油雞:鶏、醤油味
※鵝(グース)は鴨(ダック)より、価格が高く、メニューに無い店もあります。(貴重)

タレの名前

豉油:醤油ベース、照り焼き風
蜜汁:蜂蜜を塗って焼いている、甘い

その他

原隻:一羽(一匹)まるごと、お祝い時やシェア用
脆皮:パリパリ、カリカリの皮
雙拼:二種盛り、コンビネーション

これぐらいわかればメニューの漢字の組み合わせで、希望の燒味飯にたどり着けます。
香港にお越しの際は、美味しい燒味飯を堪能して下さい。
※燒味には骨付きが多いです。いきなりかぶりつきは要注意です。

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