私の場合、新卒で入社したので、社会人としてのスタートを昭和化成工業株式会社で切りました。新入社員であることはもとより、社会人としても新人なので、周りのすべてがわからないことばかりでした。
入社した当初は、社内全体の仕組みや配属された品質管理部署の役割が理解できず、また検査機器の使い方を覚えるのも大変で、日々の業務についていくのがやっとでした。そのため不安も大きかったです。しかし周りの方々が「社員としても社会人としても一年生」の私にとても優しく接してくださったので、大きな不安もかなり早い時期に解消されることになりました。
私の配属された部署は技術開発部の品質管理部署です。主に医療用コンパウンドの材質試験や溶出物試験、異物検査を行っています。また医療用以外の分析検査も担当しています。最近はサービス部署や技術開発部署からの依頼で検査や試験を行う際、他部署の方々との調整業務を行ったり、連携する役割も徐々に任されるようになっています。
具体的にはお客様からのご依頼の納期に合わせられるように、製造・生産管理の日程確認や検査の予定調整、検査結果の提出等です。その他に検査機器の使い方も日々勉強中です。業務を行う中で大事なこととして私が検査や試験を担当する医療用コンパウンドが後に製品化された際、安全で安心してお使いいただけるよう、自分の身に置き換えて一つ一つの業務に向かい合っています。
最近は他部署間の連携や調整業務が増えつつある中で、それらが滞りなく滑らかに進められるようにすることに自分らしさを感じることがあります。他部署での小さなミスに気付いた時に、品質管理という立場上、そのミスを指摘しなければならないような場合でも、「話し合って解決しましょう」という姿勢で接するようにしています。
関連部署の方々とのやり取りで尻込みしてしまうようなケースでも、あまり構えず、気軽に接することで、解決に向けて円滑に進められると思っています。私と業務を進めていただけるみなさんの理解や協力はもちろんですが、笑顔を忘れないようにして、自分らしさが仕事に生かせれば、と思います。
また私は自分からリーダーシップをとるタイプではありませんが一緒にいる人とともに責任や目標を共有しつつ成長していくタイプなのでそれも仕事に生かせるかと考えています。
まだまだ日々の仕事に精一杯でずっと先の事はなかなか考えられませんが、自分がいろいろな業務を日々身につけている途上であることはよくわかっているつもりです。個人としては「様々な試験や検査を早く正確にできるようになりたい」、「不具合の原因追求を的確にできるようになりたい」など、目標は沢山あります。
そのためにはまだまだ勉強不足と感じます。そして任された業務に対して責任を自覚し、一つのことだけでなく、一日も早く業務全体を把握できるようになり、安心して仕事を任される存在になりたいです。そして社員として「ホウレンソウ（報告・連絡・相談）」を基本に周りの方々との関わりを大事にしながら仕事を続けたいと思います。
試験や検査の進み具合は製品納期と密接な関係があるのでたまに遅くなることもありますが、業務サイクルが概ね1日～2日で終わるので自分の時間は取れます。オフでは友達や会社の先輩とドライブや旅行に出かけたり、冬はスキーやスノーボードなどに行きます。社員の一員としては、業務とは離れていますが社内行事の実行委員としての役割も担っています。忘年会などでは、楽しみながらサポートを行っています。
| 氏 名 | 平林 瞳 Hitomi Hirabayashi |
|---|---|
| 所 属 | 技術開発部 品質管理 |
| 入 社 | 2015年 |